国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、名古屋市の河村たかし市長は20日、芸術祭実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事に公開質問状を送った。
大村氏は県のホームページに10日付で文書を公開。河村氏が展示中止を求めた経緯を市民に説明した文書について「憲法を解釈する上でいくつかの疑義が散見された」と指摘している。河村氏は公開質問状で、大村氏の憲法解釈の方が趣旨を曲解していると反論。企画展で展示された昭和天皇の肖像群が燃える映像作品に対する見解を尋ねたほか、憲法が禁じる「検閲」の概念を誤用しているのではないかなど、計7項目に速やかに書面で回答するよう求めた。
河村氏は20日、記者団の取材…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル